血液透析中の運動療法

当施設では、22年10月1日より血液透析中の患者さまを対象とした運動療法(リハビリテーション)を実施しています。
現在、腎臓リハビリテーション講習を受講した医師1名、看護師6名が在籍しており、患者さまが安心して運動療法ができるよう、医療専門職間の連携や共同作業(チーム医療)に取り組んでいます。
ご不明点はスタッフまでお声かけください。

透析患者さまは、体力・筋力が低下しやすい!?

透析による時間的な制約(3~4時間)
透析後も疲労により活動量が減ってしまう。

同年代の健康な人と比べて約60%程度まで低下していると言われています。

そこで、透析中の運動療法が注目されています。

運動のメリット・効果

  • 研修を受けた看護師の下、安全に運動を行えます。
  • 1人では運動ができないという方も、透析中に行うことで、運動を続けやすくなります。
  • 全身の持久力の向上、筋力が向上します。
  • 心疾患や脳血管障害などの合併症予防に効果があります。
  • 透析効率が改善します。

運動の流れ

準備体操・ストレッチ(3~5分)
レジスタンストレーニング(20分)
有酸素運動(20~30分)
整理体操・ストレッチ(3~5分)

運動風景

研修を受けた看護師が、透析回路が外れないように寝たままできる安全な運動を指導します。